お客様の笑顔と健康を支える、心を込めた献立作りとメニュー改善

\ 先輩のプロフィール /
所属:心幸クリエイト株式会社
食堂運営 献立作成・新メニュー開発担当の先輩
入社年度:2023年
入社した理由はなんですか?
前職では約10年間、委託給食会社に勤務しており、主にお年寄り向けの献立作成を担当していましたが、プロスポーツ選手向けの食堂や消防学校の献立作成にも携わっていました。スポーツ選手や消防学校の方々は、日本昔ばなしに出てくるような大盛りのご飯や大きなハンバーグをあっという間に平らげてしまいます。「ごちそうさま!」と満足そうに食堂を後にする皆さんの姿を見て、介護食の作成が勉強になっただけでなく、活動レベルの高い方々の献立作成においては、食堂の存在感の大きさにやりがいを感じていました。
そんな中、結婚と引越しを機に転職を決意し、心幸クリエイトの求人を見つけました。企業内食堂の運営に特化していることや、管理栄養士としてのこれまでの経験を活かせると感じたため、迷わず応募し、無事にご縁をいただきました。
仕事内容を聞かせてください。

主に献立の作成を担当しており、最多で月に20店舗を担当することもあります。担当先の店舗は、物流センターで働く方々が対象となることが多く、重いものを運ぶなど体力が求められています。そのような環境の中で、食堂の献立を病院のようにバランス重視で立てていると、昼食でスタミナをつけ、午後からも頑張りたいというお客様のニーズには合わず、どんどん離れてしまうことがありました。 そこで、心幸クリエイトではカトラリーアンケートを実施し、お食事を召し上がった皆様に対し、カトラリー(箸、スプーン)の返却BOXを5つに分け、食べたメニューについて5段階評価をつけていただいています。集計結果を参考にし、メニューの改善を行っています。また、上位にランクインしたメニューは翌月に取り入れ、満足度の向上を目指しています。さらに、毎月テーマに沿ったイベントメニューを実施したり、新メニューを取り入れたりと、お客様に楽しんでいただける工夫もしています。 加えて、曜日ごとの出数や1日ごとの構成比、売上などを細かく分析し、各店舗に求められているメニューを把握しています。栄養面や健康面を考慮しつつ、いつ来ても食べたいメニューがある、そんな献立編成を目指して業務に取り組んでいます。
また、衛生講習会を年に3回ほど実施しており、オンラインで全店舗の店長が参加します。食材の取り扱いに関する説明や、実際に発生した食中毒事例を基に、皆さんと一緒に原因や改善方法を考えるなど、衛生面に対する意識向上も、私たち商品部の重要な役割となっています。
心に残っている仕事を教えてください。

入社して間もない頃、会議の中で販売促進の一環として「全店舗にスタッフの顔写真とひとことコメントが載ったものを掲示しよう!」という提案があり、そのプロジェクトのリーダーに任命されました。 各店舗の店長には、店長だけでなく、店舗内のパートスタッフ全員分の顔写真の撮影をお願いするとともに、ニックネームとひとことコメントも併せて連絡していただくようお願いしました。まだ店長たちとは直接お会いするどころか、きちんと会話したこともなかったため、その時は不安でいっぱいでしたが、皆さんがとても優しく丁寧に対応してくださり、コミュニケーションを取る良いきっかけになったと今でも思います。 店長からいただいた情報の取りまとめが終わり、クリエイト本社内の同僚と、全員分の紹介写真を作成やラミネート加工を行いました。人数が多かったため大変でしたが、同僚と協力して完成に至ったときには大きな達成感を覚えました。
掲示用の写真を掲示するためには立て看板が必要となり、本社に一括納品し、社内便で各店舗に発送することになりました。別の部署の担当者と連携を取り、発送に向けて調整を行いました。 多くの方々の協力を得て、無事に業務を終えることができました。紹介写真を掲示したことで、店長からは「お客様との会話が増えた」との声も聞くことができ嬉しかったです。
やりがい/きびしさ
誰もが知っているような大手企業の社員食堂の献立作成をいくつも担当し、たくさんの社員の人たちの食生活を支えていることがやりがいのひとつです。その方たちの喜ぶ顔を見たり、感謝の声を聞いたりすることが、励みになっています。
一方で、すべてのお客様に満足していただくための人気メニューをデータ分析したり、組み合わせの改善をしたりと、様々な要望にスピード感をもって対応していくことがきびしさだと感じます。
入社してから身に付いたこと
緊張しやすい性格の私は、入社当初、人前での発言に慣れておらず、よく頭が真っ白になってしまいました。当社では、さまざまな会議や研修会、講習会などで自身の意見を発信する機会が多くあります。こうした場での経験を積み重ね、上司や周囲の方々から評価をいただくことで、少しずつ自信を持って発言できるようになってきました。
学生時代の経験で今役立っていること
大学生の頃10日間、昼食時に1,000食を提供する社員食堂で現場実習を経験しました。食数が非常に多いため、提供時は目が回るほど忙しかったのですが、5種類ほどあるメニューが売り切れるところを目の当たりにしたことがありませんでした。大量に余っているわけでもなく、事前にどのメニューを選ぶかアンケートを取っているわけでもありませんでした。その理由を栄養士さんに尋ねると、過去の売上データが非常に重要だと教えていただき、非常に感銘を受けました。日々のデータを分析し、うまく活用することは、現在の私の業務にもとても役立っています。

管理栄養士として、社員食堂の笑顔を支え、迅速に対応する献立作りがこの仕事の醍醐味です。
とある一週間の流れ
月曜日Monday
棚卸表の確認
レシピ確認、登録
火曜日Tuesday
管理栄養士ミーティング
献立作成
水曜日Wednesday
献立作成
献立作成
木曜日Thursday
献立作成
店長会議、掲示物作成
金曜日Friday
掲示物作成
掲示物送付準備、送付
Point!
店長会議は、全店の店長がオンラインで出席し、直近の状況や課題を他店の店長や本社社員に共有する場。「1杯の水を持ち寄り、1杯の水を持ち帰る」、店舗の現場力アップを目的としています。
\ 職場のリアルな雰囲気 /

同じフロア内にはさまざまな部署があり、皆さん垣根を越えてとても優しく、そして仕事熱心です。また、デザインのプロや仕入れのプロなど、さまざまな専門家がいるので、日々刺激的な会話が飛び交っています。
心幸クリエイト内では、社長とも距離が近く、頼れる先輩方に囲まれているため、分からないことがあればすぐに解決できる素晴らしい環境です。最近、商品部に新しい仲間が加わりました。同じ大学出身なので、大学のあるある話で盛り上がることが多く、毎日楽しく仕事をしています!