具体的なアクションによる「健康経営の実現」で企業価値向上、採用力強化へ

企業情報

名正運輸株式会社 様

設立から50年以上の歴史を持つ運輸会社。食品配送事業を通して地域の暮らしに深く貢献してきた。現在は全国に15拠点を展開。私たちの暮らしに欠かせない食品の物流を担い、景気やコロナ禍に左右されない安定した経営を続けている。どんな時も「人を大事に」しており、従業員の健康サポートに力を入れ、様々な取り組みを実施。「健康経営優良法人2023」を取得し、健康経営を推進している。

https://www.ikufuku.or.jp/

従業員数/1500名 男女比/2:8 外勤内勤率/8:2

 

導入前(Before)

福利厚生として「ジム代の補助」を取り入れるなど、かねてから「従業員の健康を守りたい」という強い思いがあった。さらに具体的な活動として、経済産業省による「健康経営優良法人」認定取得を目指すも、どのような取り組みから始めるべきかが不明確であった。また、認定を受けたとして、実質的な活動が伴っていなければ名ばかりになるという懸念も抱えていた。

 

導入後(After)

2021年に心幸ウェルネスの真(シン)健康経営サポートを導入し、翌2022年より2年連続「健康経営優良法人」の認定を取得。具体的な取り組みとしては、「健康アプリ」を導入することで、従業員が自身の健康状態をスマホで確認することが可能に。

また、喫煙者の減少を目指した禁煙サポートを推進。その結果、喫煙者の約30%が禁煙にチャレンジする意思を示した。さらに、健康に関する動画の配信や、「からだ測定会」による体成分測定・肌年齢測定の実施など、幅広い取り組みを通じて、健康経営を実現している。

 

真(シン)健康経営サポートを導入して

名正運輸株式会社 執行役員 管理本部 本部長 川上氏

目的:「健康経営優良法人」認定を取得するため

大きな目的としては、経済産業省による「健康経営優良法人」認定取得を目指していたことが挙げられます。やはり従業員の健康あっての会社ですので、従業員の健康を守る「健康経営」を実現したいという思いが常にありました。

しかし、当時は健康経営といっても、何をすれば良いか分かりませんでしたし、認定を受けるにはどのような活動から始めるべきか不明確でした。そんな時に、展示会で心幸ウェルネスに出会いました。会社の実情を考慮した上で具体的な施策を提案いただけたことが決め手となり、真(シン)健康経営サポートを導入しました。

真(シン)健康経営サポートでは、「健康経営優良法人」認定取得のための具体的な取り組みを提案・実施いただいたり、自身の健康診断の結果を確認したりストレスチェックができる「健康アプリ」や、禁煙動画や健康動画の配信、「からだ測定会」の開催などのサービスを提供いただいています。月に一度のミーティングもあり、当社の状況や悩みに耳を傾け、最適な提案を受けています。

 

背景:運輸業界が抱える「喫煙問題」を打開したい

私たち運輸業界が抱えている共通の問題、それはドライバーの喫煙率の高さです。仕事の合間にリラックス目的で喫煙することが多いのですが、がんをはじめ、脳卒中や心疾患、糖尿病などの健康リスクが高いことが分かっています。当社としては、ドライバーの健康を守るためにも、かねてから禁煙を推進したいと考えていました。

心幸ウェルネスからは、禁煙サポートとして喫煙リスクを伝える動画を定期的に作成・配信いただきました。それを各々が「健康アプリ」を使ってスマホで視聴することもできるのですが、当社では定例で実施している社内の「ドライバーズミーティング」にて参加者全員で視聴するようにしました。喫煙リスクを共通の認識として持つことで、禁煙しようという風土を醸成する狙いがあったからです。さらに、禁煙者(もともと吸っていない人も含む)に健康手当を支給。また、新車のトラックは全て禁煙車にするなどして、会社を挙げて禁煙を推進しました。

禁煙の推進以外にも、脳卒中や心筋梗塞、高血圧を防止するための健康動画の配信女性従業員向けの肌年齢測定を含む「からだ測定会」を取り入れ、従業員の健康意識向上に努めています。

 

効果:健康経営の具体的な取り組みの結果、2年連続「健康経営優良法人」認定取得

まず「健康アプリ」の導入により、従業員一人ひとりが自身の健康状態をスマホでチェックできるようになりました。健康診断の結果やストレスチェック、健康に関する動画の視聴も可能に。従業員の健康意識の向上はもちろん、これまで健康診断やストレスチェックを紙で配布・回収・集計していた作業がなくなったことも嬉しい効果でした。

禁煙サポートでは、当社と心幸ウェルネスの両輪で禁煙を推進した結果、煙者の約30%が禁煙にチャレンジする意思を示しました。実際、喫煙者の数も減少傾向にあります。運輸業界の共通の悩みである喫煙問題を打開する手立てがここにあると実感しています。

本社にて開催した「からだ測定会」ではパートスタッフを含めた女性従業員向けに体成分測定のみならず肌年齢測定を実施しました。その場で結果をプリントアウトし、一人ひとりにカウンセリングも行っていただき、社内イベントとしても好評でした。

そして、肝心の「健康経営優良法人」認定については2022年より2年連続で取得しております。当初は中小規模法人部門で取得していましたが、2023年には大規模法人部門で取得。今後は、大規模法人部門でも上位だけに付加される「ホワイト500」の取得を視野に入れています。「健康経営優良法人」認定を取得することで得られるのは、従業員の健康向上だけではありません。認定を受けることで対外的な発表ができ、企業価値は向上します。さらに、採用力の強化にもつながると確信しています。

今後も心幸ウェルネスとともに、従業員を健康にし、会社を健康にしていきたいと考えています。目指すは「運輸業界 健康経営NO1」です。