【オフけん 健康コラム】免疫力の強化

3月に入り、寒さが少しずつ和らいできましたが、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。新年度に向けた準備や、花粉症などの外的要因も重なり、免疫力が低下しがちです。そこで今回は、免疫力アップに欠かせない栄養素や手軽な取り入れ方をご紹介します。この春を元気に乗り切るため、ぜひ参考にしてください。
目次
たんぱく質
免疫細胞を活性化させる“材料”となる。
・肉、魚、卵、豆類などに多く含まれており、毎日の食事で積極的に取り入れましょう。
・コンビニでも手に入りやすい卵焼きや豆腐などを活用すると、手軽にたんぱく質を補給できます。

ビタミンA
粘液成分の合成を促すことで粘膜を保護し、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ。
・緑黄色野菜(にんじん、ほうれん草、かぼちゃなど)に多く含まれています。
・油と一緒に調理すると体内での吸収率が高まるので、炒め物やソテーなどの調理法もおすすめです。

ビタミンC
白血球の働きを助け、感染症への抵抗力を高める。
・柑橘類やキウイ、ブロッコリー、パプリカなどに豊富に含まれます。
・水溶性ビタミンなので長時間加熱すると失われやすい点に注意。電子レンジや短時間調理の活用がおすすめです。

ビタミンE
抗酸化作用が強く、免疫細胞を酸化ダメージから守る。
・アーモンド、アボカド、オリーブオイルなどに多く含まれ、脂溶性ビタミンなので油を使った調理との相性が良いです。
・サラダにアーモンドスライスをトッピングするなど、ちょっとした工夫で取り入れやすくなります。

+αで撮りたい栄養素!
・ビタミンD:免疫細胞の調整に関わり、近年特に注目されています。魚(鮭・さんま・いわしなど)やキノコ類に多く含まれ、日光浴でも体内合成を促せます。
・亜鉛:免疫細胞の形成や機能維持に必須のミネラル。牡蠣や牛肉、ナッツ類に多く含まれます。
・鉄:酸素を運ぶ赤血球の材料としてだけでなく、免疫細胞にも関わる栄養素。レバーや赤身肉、大豆製品などを上手に取り入れましょう。
春先の季節の変わり目は、免疫力を高めるうえでの重要なタイミングです。バランスの良い食事と適度な運動、十分な睡眠を心掛け、体調管理に取り組みましょう。毎日のちょっとした意識の積み重ねが、元気に春を過ごす秘訣です。