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【オフィスコーヒー比較10選】導入のメリットとデメリットを詳しく解説

【オフィスコーヒー比較10選】導入のメリットとデメリットを詳しく解説

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更新日|2023年12月18日
所長|いくた
この記事の概要

出社前の会社員や、ランチ後の会社員がコンビニやスタバなどのコーヒーショップでコーヒーを買って歩く姿をよく見かけますよね。コーヒーは眠気覚ましやリラックス、集中力アップにも役立ち、オフィス内で飲む人が多いです。そんな会社員向けの福利厚生として人気なのがオフィスコーヒーサービスです。本記事では、オフィスコーヒーのメリット、デメリット、サービス会社をまとめて紹介します。

目次

オフィスコーヒーとは

コーヒー

オフィスコーヒーとは、オフィス内で従業員や来訪者に提供するためのコーヒーサービスを指します。

仕事の合間にちょっとコーヒーブレイク、というのは職場でよく見かける光景かもしれません。あるいは来客があったときにコーヒーを出す、というのも日常的にあることでしょう。仕事に疲れたときもコーヒーを飲むことで気分転換をすれば再び集中力をアップできたり、コーヒーブレイクで従業員同士の会話がはずめばコミュニケーションの促進にもつながるなど、オフィスコーヒーには様々な効果が期待できるため多くの企業で導入されています。

最近では休憩時間に限らず、自分のタイミングで自由にコーヒーを飲めるようにすることでオフィスの雰囲気を改善するといった取り組みもなされているように、コーヒーにはオフィスの潤滑油としての役割が大きく期待されているのです。オフィスコーヒーはコーヒーマシンや自動販売機を使って簡単に提供できるということもあり、大きな広がりを見せています。

オフィスコーヒー サービスのタイプ

オフィスコーヒーサービスは、大きく3つのタイプに分けることができます。それぞれの特徴について詳しく解説します。

①設置型サービス

設置型コーヒーマシン

サービス提供会社とレンタル契約やリース契約を結び、コーヒーマシンを持ち込んで設置してもらうというタイプのオフィスコーヒーサービスです。

マシン代は無料となっているものが多いため、初期費用が少なくて済むのが魅力となっており、最も広く普及しています。コーヒーをセットし、コップを置いてボタンを押すだけで一定量のコーヒーが注がれる仕組みになっており、手軽で便利かつ美味です。

アイスコーヒーに対応したものがあったり、在庫の補充やメンテナンスなどのサービスを含むものもあるなど、各社でサービスの形態が異なる場合があります。

②自動販売機タイプ

自動販売機型コーヒーマシン

お金を入れてコーヒーを購入する、いわゆる自動販売機のような機械を使用します。ボタンを押すだけで選んだコーヒーが紙コップに注がれる仕組みです。

自動販売機スタイルなので種類が豊富なのが特徴で、アイス・ホットの両方に対応しているのはもちろん、エスプレッソやアメリカン、中にはカフェオレなどに対応しているものもあります。また、砂糖やクリームの量を調節できる機能がついたものも。

操作が手軽で簡単なこと、また大量の在庫を抱えられるので補充する手間がないのが魅力となっています。掃除の必要もありません。ただし稼働中は常に電気を使い、その電気代は会社負担となるため設置型に比べてコストがかかるということは覚えておく必要があります。

③自社で購入する場合

家庭用コーヒーマシン

自社で好きなコーヒーマシンを購入し、コーヒーは業務用のリーズナブルなものを購入しておいて逐次入れていくというタイプです。

コーヒーマシンをレンタルでなく購入するということで初期費用はかかりますが、その後はコーヒー代だけで済むため、結果的にコーヒー1杯当たりのコストは安く済みます。

ただしコーヒーマシンの清掃やメンテナンスは自分たちで行わなくてはなりませんし、コーヒーの在庫も常に確認して補充することが必要です。インスタントコーヒーを置いておく場合、マシンを購入する費用やメンテナンスの手間はかかりませんが、その都度自分で入れる手間がかかります。

オフィスコーヒー導入のメリット

コーヒーで談笑

費用をかけて導入するからには、やはりメリットのあるものでなくてはなりません。オフィスコーヒーは職場に対してどのようなメリットをもたらすのでしょうか。

リフレッシュできる

コーヒーに含まれるカフェインには、脳の中枢神経系を刺激し覚醒作用を引き起こす効果があります。仕事中に疲れや眠気を感じたときにコーヒーを飲めば、頭がすっきりして眠気も吹き飛び、再びやる気を持って仕事に向かうことができるでしょう。

また、コーヒーを飲みながら仕事をすることで疲れを感じにくくなり、集中力やパフォーマンスが向上することも期待できます。オフィスで長時間仕事をする人にとって、コーヒーのリフレッシュ効果は決して無視できないものです。

従業員の生産性向上

従業員がコーヒーを飲んで疲れやストレスを解消すれば、仕事に対する集中力ややる気が高まり、その結果仕事の生産性が向上するというメリットがあります。

飲まずに仕事をするよりも、適宜コーヒーブレイクを挟んだ方がかえって良い結果が出るのです。また、コーヒーを飲むことは社員同士のコミュニケーションを活発化させることにもつながります。それによってチームや社内の雰囲気が良くなれば、プロジェクトが前進する効果も見込めるでしょう。

社内コミュニケーションの円滑化につながる

コーヒーコーナーを設置すると、従業員が自然とそこに集まります。集まるのは同じ部署の人ばかりとは限らず、当然他部署の人もいるでしょう。そこで度々顔を合わせているうちに顔なじみとなり、言葉を交わすようになるかもしれません。

コーヒーを入れる作業自体がコミュニケーションのきっかけとなることもあるでしょう。こうして仕事では直接関わることのない人同士がコーヒーを通じて親しくなることにより、社内の雰囲気がよくなり、横のつながりが生まれ協力関係がより強固になることが期待されます。

従業員の満足度向上

多くの人にとってコーヒーは日常欠かせないものです。オフィスコーヒーが設置されていれば、従業員はいつでも好きなときにコーヒーを飲むことができ、リラックスしたり仕事中にリフレッシュしたりすることができるようになります。

自分好みのコーヒーを飲むことができれば、さらに職場を快適だと思うようになるでしょう。このように従業員の職場に対する満足度が向上すれば、離職率の低下や新しい人材の獲得などが期待でき、企業にとっても大きなメリットとなります。

チームビルディングの促進

コーヒーコーナーは従業員同士が自然な形で集まれる場所です。お互いにコーヒーを入れ合ったり、人が入れるのを手伝ってあげたりといった何気ない動作の中から協力関係が生まれ、チームワークの促進につながることも考えられます。

お互いの結びつきが強まれば会話も弾み、共通の関心事を見出したり、親密な関係を築くことも可能になるでしょう。従業員同士の良好な関係を作り、より生産的な環境を築くためにコーヒーは有用なアイテムとなり得るのです。

従業員の健康維持

コーヒーにはカフェインやポリフェノールといった成分が含まれていますが、これらには体内の代謝を促進する作用や抗酸化作用があることが知られています

また、適度にコーヒーブレイクを取ることでリラックス効果が得られ、ストレスの軽減につながることもあります。こうしたことから従業員の健康維持が図られ、ひいては生産性の向上や休職率の低下につながることも期待できるのです。

オフィスコーヒー導入のデメリット

悩む社員

メリットがある一方で、オフィスコーヒーにはいくつかデメリットがあることも否めません。導入に当たってはメリット・デメリットの両面を理解しておきたいところです。では、デメリットについて見ていきましょう。

費用がかかること

オフィスコーヒー導入のデメリットの一つは、費用がかかるということです。サービスのタイプによってかかる費用は異なりますが、コーヒーマシンや自動販売機の購入またはレンタル費用やそれらのメンテナンス費用、インスタントコーヒーなどの消耗品の購入費用、さらには電気代がかかることもあります。

どのタイプを選ぶかは、会社の予算も考慮して決める必要があるでしょう。また、コーヒーが無償で提供されることで従業員がコーヒーを浪費したり、無駄に飲んでしまうということも起こり得るので注意が必要です。

メンテナンスが必要であること

導入したマシンや器具のメンテナンスが必要、というのもオフィスコーヒーのデメリットの一つです。定期的に清掃・点検を行わないとマシンの故障やコーヒーの味の劣化、あるいは衛生面の問題が起きる可能性があるので欠かすことはできません。

メンテナンスには専門知識が必要な場合もあるため業者に頼んでしまうのが安心ですが、すべての業者が対応しているとは限りませんし、頼むとなれば費用がかかります。オフィスコーヒーを導入する際には、メンテナンスの手間やコストを事前に考慮しておくことが必要です。

コーヒーを飲む人が限られている

コーヒーは嗜好品であり、中にはコーヒーが好きではない、あるいは体質的に飲めないという人もいます。コーヒーを飲まない人がいたり、もしくは自分で用意する人がいた場合、オフィスコーヒーを導入する意味は薄れてしまうかもしれません。

また、コーヒーを飲まない人にとってはコーヒーの香りや音がストレスになることもあります。オフィスコーヒーの導入を検討する際は、従業員の希望をよく聞くことも大切です。

カフェイン過剰摂取による健康被害

コーヒーに含まれるカフェインには、適量であれば覚醒効果や集中力の向上などの効果がありますが、過剰に摂取すると不眠や不安、心臓の興奮や動悸、消化器官の刺激といった症状を引き起こすこともあります。カフェインに敏感な人、過剰に摂取する人は特にリスクが高いといえます。

リフレッシュ効果を狙ってオフィスコーヒーを導入したのに、健康被害を起こしているようではまさに本末転倒です。オフィスコーヒーを提供する際はカフェインの含有量を明示するなど、健康への配慮を忘れないようにしたいものです。

オフィスコーヒーサービス導入の選び方

導入に当たっては、まず目的とニーズを明確化しましょう。オフィスコーヒーにはリフレッシュや生産性向上、コミュニケーション促進といった効果が見込めるため、それが目的となり得ます。また従業員の間にオフィスコーヒーが欲しいという要望があるのかどうかもよく確認しておくことが必要です。

導入すると決まったら、次はどのサービスにするかの選択です。オフィスコーヒーには自動販売機型や設置型、レンタル型など様々なタイプがあり、またサービス提供業者によってもメニューや提供形態に違いがあります。それぞれの特徴や利点を確認して比較検討し、ニーズに合ったものを選ぶことが大切です。業者によってはサンプルをくれたり試飲会を開いたりしていることもあるので、そういった機会を利用して提供されるコーヒーの味や品質を確認すると良いでしょう。従業員の満足度を高めるには「おいしいコーヒー」であることも重要です。

提供業者を選択する際には、サービス内容やカスタマーサポート体制も大きなポイントとなります。在庫の補充やメンテナンスは定期的に必要になってきますし、トラブルが起きたときの対応も気になるところです。こうしたことを円滑に行っている業者かどうかをよく確認しましょう。

予算面での検討も大切です。各サービスごとに初期費用や月額費用、契約期間などの条件を慎重に比較検討し、長期的な視点で判断しましょう。信頼性の高い提供業者を選ぶには、口コミや評判を調査し、他の企業や利用者の意見を参考にするのも有用です。

オフィスコーヒーのタイプ別サービス比較

オフィスコーヒーには大きく分けて3つのタイプがあると紹介しました。ここからは、タイプ別に具体的な企業・サービス名を挙げて解説していきます。

①設置型サービス

設置型サービスには多くの企業が参入しており、多彩なサービスを展開しています。以下でそれぞれの特徴を説明します。

ネスレ日本株式会社

ネスレ日本
画像出典/ネスレ日本

「バリスタi(アイ)」や「ドルチェグスト」など5種類のマシンを揃えたネスレ日本のオフィスコーヒーサービスです。TVCMが流れていることもあり、認知度の高いサービスといえます。マシン本体は無料でコーヒーは1杯20円からと、低コストで導入できるのが魅力です。

1台で5~20種類のカフェメニューが楽しめたり、ウォーターサーバー一体型のアイスコーヒーサーバーを用意しているのもユニークな点。ただしインスタントコーヒーを使用しているので、豆にこだわりたいのであれば注意が必要です。お試し導入で1回きりの利用も可能となっており、気軽に試すことができます。

株式会社ユニマットライフ

ユニマットライフ
画像出典/ユニマットライフ

認知度でネスレに押され気味ではありますが、実はオフィスコーヒー業界のNo.1はこの会社です。コーヒーは豆から挽いており、カスの処理まで1台でできる本格エスプレッソマシンが売り。

ドトールなどのコーヒーショップの味を再現したものもあり、サービスのラインナップが豊富です。故障や修理、メンテナンス費用が無料なので導入後に何かあっても安心です。

エームサービス株式会社

エームサービス
画像出典/エームサービス

社員食堂なども運営しており、味へのこだわりがひときわ高い会社です。特に豆には強いこだわりがあり、豆の選択からブレンド・焙煎・包装まで自社工場で行う徹底ぶりです。

手軽なカプセルタイプのネスプレッソ、鮮度抜群のFRESH BREWのほか、20種類以上のメニューに対応したMARSなど幅広いブランドを手掛けています。

UCC上島珈琲株式会社

ucc
画像出典/UCC上島珈琲

缶コーヒーでおなじみのUCCが提供するのは、本格的なドリップコーヒーが楽しめるサーバー。世界の厳選された産地のコーヒーを国内で焙煎し、1杯分ずつ密封包装しているので味も香りも常に新鮮です。

専用のドリップマシンではプロがハンドドリップで行うテクニックをそのまま再現しており、湯量や蒸らし時間、そして注ぎ方にまでこだわった本格派となっています。それでいて抽出後はポッドを捨てるだけとお手入れ簡単なのが魅力です。

株式会社ダイオーズ

ダイオーズ
画像出典/ダイオーズ

オフィスのクリーンケアサービスでも知られるダイオーズが手掛けるオフィスコーヒーは、お手入れの手間がかからないのが特徴です。コーヒーマシンには自動電源OFFだけでなく自動クリーニング機能まで搭載。また、サービススタッフが定期的に訪れて点検や清掃を行ってくれます。

コーヒーはオリジナルブレンドで、エスプレッソやカプチーノ、カフェラテを1杯ずつ抽出する本格派です。

HOSHIZAKI株式会社

hosizaki
画像出典/HOSHIZAKI

プロ向け厨房機器メーカーが提供するオフィスコーヒーサービスです。対応しているのはAGFやネスレ、キーコーヒーやオフィスコーヒー・スプーンなど計9種類のコーヒー。浄水器を通したおいしい水を使用し、湯温や濃さ、抽出量を自分好みに細かく調整できるのが特徴です。

他に紅茶や緑茶、ほうじ茶やウーロン茶からスープに味噌汁まで専用のパウダーが用意されていて、多彩なメニューが楽しめます。

②自動販売機タイプ

次に、自動販売機タイプの2社を紹介します。

株式会社 アペックス

アペックス
画像出典/アペックス

ミルで挽いた本格コーヒーが手軽に楽しめます。ホットとアイスの両方に対応。砂糖とクリームの量や濃さ、温度を好みに調節できます。清掃不要でメンテナンスやカップのリサイクルにも対応しており、手間いらずなのが魅力です。

株式会社ジャパンビバレッジホールディングス

ジャパンビバレッジ
画像出典/ジャパンビバレッジ

自動販売機で知られるメーカーが提供するオフィスコーヒーです。メーカーと共同開発してこの自販機用にブレンドやローストの度合いを設定。

1杯ずつ豆を挽いてドリップしたコーヒーを提供しており、カフェで飲むのと同じ味わいが楽しめます。

③自社で購入する場合

自社で購入するタイプのサービスについて、まとめて紹介します。

KEURIG(キューリグ)

キューリグ
画像出典/キューリグ

アメリカで高いシェアを誇るコーヒーサーバー会社です。ペーパードリップ方式を採用しており、コーヒー豆が本来持つ味わいをしっかり抽出できるのが特徴。ボタンを押して30~50秒待つだけで香り高いコーヒーが楽しめます。

ポーションタイプで抽出後は捨てるだけと、扱いが簡単なのも魅力となっています。

その他 通販で安く仕入れる(ブルックスコーヒー、アスクル)

ブルックスコーヒーやアスクルは、業務用の製品をリーズナブルに販売している会社です。インスタントコーヒーやスティックコーヒーなど、手軽に入れられる商品を多数取り扱っています。

給湯器やポットのある会社であれば、このタイプが一番安くてメンテナンスの手間もないので利用しやすいでしょう。

オフィスコーヒーサービスを比較してピッタリのものを選ぼう!

オフィスコーヒーサービスには様々なタイプがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。費用負担やメンテナンスの手間などを考慮するのはもちろんですが、従業員が喜んで利用するかどうかは味も重要なポイントです。

導入前には目的をはっきりさせたうえで、よく比較検討し、ぜひ自社に合ったサービスを見つけましょう。

オフィスにつくる設置型ミニコンビニ

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